The S&P CoreLogic Case-Shiller U.S. National Home Price NSA Index
NY時間11月30日朝9時に発表された
ケースシラー住宅Indexに久しぶりにフォーカス
したいと思います。
↑上記は、米国で過去27年に渡り、全米9地区と
10/20都市の不動産価格を、前月、前年と比較し、正確な
統計をS&Pが計測しています。
筆者は過去10年に渡り、このIndexを毎月、S&Pから
Eメールで配信をしてもらい、2017〜2019年には
ソロモンキャピタル(株)のサイトで、動向をご紹介して
いました。
2018年には、S&P社主催のETFコンフェランスにて
ケースシラーIndexの当時の統括者にもお会いすることが
出来ました。その方は、長きに渡りこのインデックスを 統括された方でした。
ソロモンキャピタル時代から、ほぼ毎月、
「今月も最高値を更新」
と書くことが多かったのですが、このコロナ禍に置いても
好調です。昨年ですら、リーマンショック時よりも
指数は上でした。
最新は、本年9月の実数を元に計測されています;
9地区では、年ベースでは19.5↑
月ベースでは19.8↓
20都市の年ベースでは、
「フェニックス、タンパ、マイアミ」は、
最高値を記録しました。
フェニックス: 33.1% ↑
タンパ: 27.7% ↑
マイアミ: 25.2% ↑
月ベースでも、20都市中の6都市が、8月よりも価格が
上昇しています。
タンパ、マイアミ共にフロリダ州になります、やはり、 マイアミという地域性も重要なファクターでしょう。
残念ながら、ハワイは、ケース・シラーの対象地域ではありません ので、筆者は、同じく温暖な気候と観光地という地域性を鑑みて、 ハワイ不動産の参考にしていました。
現状、いわゆる本土の米国人のハワイ不動産の購入は増えています。
このマイアミの数値もその裏ずけになるでしょう。
S&Pの総評として、この数値の強さは都市から非都市部へ移住する 人々の移動を挙げています。 その背景は、もちろんコロナ禍です!

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