top of page

第17回世界バレエ・フェスティバルガラ公演 8月12日

第17回世界バレエ・フェスティバル

ガラ公演 8月12日 2pm~

約2週間にわたる公演が、無事に昨日終了したのは喜ばしい

ことでした、ダンサーの皆様、主催者NBS、本当に

ありがとうございました!

3年前はコロナの真っ只中かつ東京オリンピックも開催中、

いろいろな面での主催者のご苦労が垣間見えましたが、

その逆風にも負けずの素晴らしさでした。

どこかにある種悲壮感もあり、クラスレッスン見学、

ビデオメッセージ録画など、いろいろと工夫を凝らして

いらっしゃることは強く感じました。

寄付を募る書面でも、

「このバレエへの灯火を消してはならない」

と言う文言が度々目につき刺さりました。

出演者へは、生物以外は差し入れも主催者を通じて

することもできましたし、主催者主導で「生花の

アレンジメントのプレゼント」システムも導入されて、

とても便利でした、なんと、マチュー様は、すぐに

フラワー・アレンジメントのお礼をくださったのでした!

今回、チケットの価格は前回よりもかなり上がって

いるように感じます。 それに見合う内容なのか…

1990年代、2000年代、2010年代、

もう言葉が不要な位、素晴らしかった

ルグリ、デュポン、ギエム、ルディエール、

マラーホフ

1991年は、

ルジマートフの素晴らしい海賊がありました。

金君、前回に引き続き頑張っています。前回よりも、かなり

場数を踏んでいるのでしょう、非常に上手くなっています、

ジャンプの高さも抜きでいますし、ステップ一つにしても、

3年前より確実に研ぎ澄まされています、

一番の拍手喝采で、今が旬の「アリ」でした。

が、あのルジマートフのゾクゾクするような

彼独特の怪しいまでの色気とでも言ったら良いのでしょうか、

1991年の「オハコ」のアリを今も忘れることができません。

ルジマートフともよく共演をしていたヴィシニョーワさんが

出演していて、懐かしく思いました。

「ル・パルク」は情緒性があり見応えがありました。

同じ品川のホテルに滞在していた友人情報ですが、金君は、

コンビニが大好きらしく、他の出演者には遭遇しないのですが、

金君には頻繁に会ったそうです、

コンビニ王子決定です(笑笑


残念なのは、以前であれば定番であった

「ローラン・プティー、キリアン」作品が上演されないことです。

私は「マ・パヴァロワ」が非常に見たい!

全幕モノが主流の日本では、なかなか上演されません。

「モーリスに捧ぐ」も同様で、こちらもこの

世界バレエ・フェスティバル以外では見ることができません。

今回は、やはり来月来日の「ベジャール」がハイライトされて

いると言う感じなのか・・・

ロマンさんと、小林さんが踊られた、「ブレルとバルバラ」

こちらは、イメージ的に玉三郎さんとバリニコフさんの大昔の

作品を思い起こしました。

なかなか上演されない作品を見ることができると言うのは

1つのバレエ・フェスティバルにおける醍醐味でしょう。


マラホフさんがかって、自身の冠公演(マラホフの

贈りもの)と、バレエフェスで踊ったアルビン・エイリー

バレエ団の方の振り付けの

「ライト」もその後、一度も見ることがありません。

この作品はケレン味があるので

一歩間違えるとどうしようもないのですが、

彼が踊ることで、世紀の作品になりました。

こういう作品はこの世界バレエ・フェスならではです。

その後、アルビンエイリーの来日でも、上演されることは

ありませんでした。踊れるダンサーがいない(涙・・・


〜ファニーガラ〜 「ラ・バヤデール」

毎回大笑いで、今回は、キャスティング表まで貼り出してくれ

てありがとうございますという感じでした。

前回貼り出したかどうか私は覚えていません。

もしマチューが出演していたら、果たして何をやっていた

のだろうかと想像して面白くなりました。

パトリック・デュポンのお茶目な姿も懐かしく思い出しました。

2回目のクラスレッスンでは、ピアノの影に隠れてなかなか

出て来ず、その後も、なんとなく言う感じだった

マルシャンさんが、きちんと素晴らしい巫女の群舞を

踊っているのが一番でした。影の王国のくだり坂も決めポーズを

作りながら難なく通過です(笑笑


もちろんこの前に、ドロテと一緒に、正当派のジゼルを

きっちりと踊っています。

やっぱりジゼルとなると、オペラ座が初演ですから、こういう

ガラ公演にあっては、現役パリ・オペラ座エトワールが踊って

あるべき姿なのだと思います。

その落差が面白いです。

ドロテは、まさかの侍女役をやって、しっかり、現金を回収して

いたのがオチですね。最後は可愛い浴衣姿のお嬢さん

(リリィちゃん)も舞台に上がって、盛り上げてくれました。


途中に、太鼓の踊りがない代わりに、ゴールデンアイドル選手権、

ちゃぶ台ボレロ、と言う面白さです。

小林十市さんの卓袱台ボレロは有名で、一度見てみたいと

思っていたのですが、残念ながら彼はとうとうちゃぶ台には

上がってくれませんでした。しかしながら、あれだけの

素晴らしいダンサーが、次から次へとちゃぶ台に上がって

くれて眼福でした。

小林さんは、過去に1度、世界バレエ・フェスティバルに

BBLとして

「ギリシアの踊り」を踊られた時には

(90年代??)、シャープな研ぎ澄まされた雰囲気で

誰も話し掛けられずでした。そのまま、誰にも邪魔される

ことなく、スタスタとメトロの方へ行かれた

素敵な後ろ姿を今も覚えています。

今回は勇気を持って、弟様 柳家 花緑 師匠の「おさよ」が

素晴らしかったネタで、お話しさせていただきました。

コロナの頃に、Y子さんのところでもお会いさせて

いただいたので、それもよかったかも!

ファニーガラの前に高橋氏が出てきて、毎回佐々木先生が

なさっていたご挨拶をされたのですが、やはり高橋さんは、

オペラの方がお好きなのかなぁと言うことを感じました。

今回の世界バレエフェスティバルはなんとなく元気がないよう

に思っていて、この前に主催されていたロイヤルオペラ疲れ

ではないかと思っていました。

このロイヤルオペラ公演前は、日経からも、もちろん主催者

からも、その他いろいろなところから、チケット案内があり、

かなりヘキヘキしていました。

毎日見ているテレ東の看板ニュース番組「ワールド

ビジネスサテライト」にも、高橋氏はご出演されて、全く

採算が上がらないと嘆いていらっしゃいました。

そのせいか、多くのバレエ公演でスポンサーをしてくださって

いる化粧品のKOSEさんへのお礼とラブコールが挨拶中にも

アツかったです。

ここ10年位は、いつも同社がスポンサーをされていて、私たち

観客にまで、サンプリングをしてくださっています。

私は、同じ日本橋と言うこともあり、クリスチャンディオール

以外のものはKOSEさんで買うようにしています。

お勧めなのは、これはクリスチャンディオールにも商品ラインが

ない、

「眉コート」

です、特に夏の暑さで汗が流れるため、眉が消えて

しまうのですが、同社の商品のおかげで、どうにか保っています。

皆様もぜひKOSEさんの商品をお買い下さいませ(笑


特にオニールさんのファンということで、今年のパリ・

オペラ座公演の幕開けも八菜さんでとの強いご意向があったと

お聞きしてして、そういえば、前回の世界バレエフェスの

Aプロのトップは八菜さんだった記憶があるので、納得しました。

前回は、日本の血を持つ乙女が先達として、コロナ禍を

「浄」をしたという感を私は受けましたので、これもある種、

順当だと思いました。ちなみに、Bプロのトップは菅井さん

でしたので、こちらも清々しさを感じましたし、日本人出演者

が少ない時代を見ている私としては嬉しい限りです。

かなり話が脱線しましたが、

ファニーガラを含めて、一席3万6千円に相当する金額と私は

感じました。

Aプロではトワイラ・サープ作品が上演されて、珍しい作品を

よくやってくれたと思いました。

私は「悪夢」と言う作品に関しては全く良いとは思いませんでした、 これはガラにふさわしい作品であるのか?  Aプロでも、権威の方

から評価の低い作品がありました。基準、線引きは、演者の意向も

あるので、難しいとは思いますが・・・


悪夢より、トワイラサープのシナトラを他の人で見せて

いただきたかったです。それは、この作品も、なかなか上

演されることが日本では無いからです。私が最後に

見たのは、LAでのABT公演で、バリシニコフでしたので、

30年以上前です。

または、せっかくフェリさんが前回から引き続き出演されて

いるので、直近のアメリカンバレエシアターの客演公演でも

評価が高く完売だったと言う作品を上演していただきたかった

です。

苦言としては、最後のドンキホーテはあれで良かったのだろうか?

これほどレベルの低いドンキホーテを見たのは初めてです。

わざわざロシアから呼ぶ必要もないと思います。オリンピックでも、

ロシアは正式には参加していません、

メイさんと、金くんの参加で充分だと思います。

または、他の誰かにキリアンの作品を踊ってもらったほうが私的には

嬉しかったです。NDTから来てもらったほうが、結局は安上がりに

なったんじゃないかなとも思います。

マリア・アレクサンドローヴァは全くいいところがありませんでした。

一昔前のボリショイの人のように、日本を子馬鹿にしているんじゃない

かなぁとすら思いました。

個人的には、

ガラ公演は1回だけなので、この日は皆様集中するので、リアルでは

数年ぶりにお会いできた方もいて、やはり良かったなと思いました。

90年代にあのきら星のごとくのスターたちが出ていた世界バレエフェスティバルを

一緒に見た方々と、2024年に再度一緒に見ることができて、

久しぶりに幕間に話ができたと言う事はガラ公演にも劣らない喜びでもありました。


ree

数年間の距離感はなく、昨日のようにまた話せることが本当に嬉しかったです。

何のかんの言っても、やっぱりこれだけの公演を主催できるのは、NBSさんだけです、

今後もよりバレエをよろしくお願いいたします。

#HugoMarchand  (beloved)

#小林十市 さん

 
 
  • White Facebook Icon
お世話になっている江上料理学院の著作
オペラ座バレエ入門_H1&obi.jpeg
パリ・オペラ座を紹介している最高の書籍です、オススメいたします
お世話になった渡辺裕之さんの著作
A1sUtLju7oL._AC_UY436_QL65_.jpeg

渡辺真弓先生
​渾身の1冊!

お世話になっている大女優でフルート奏者の神崎愛さん

注意事項
当サイトでは来訪者のIPアドレスを全てモニターしています

2028 Copyright © Reserved.Colour Confidence International All Rights
経営コンサルティング、広報PR、女性のためのキャリア支援サービス

bottom of page