第16回世界バレエ・フェステバル

#the16thWorldBalletFestival B programe #公益財団法人日本舞台芸術振興会 #NBS
The 16th World Ballet Festival has been ended after 8 performances successfully. Without these great dancers, this festival not able to open.
Again, I deeply appreciate each dancer's participation to
this ballet festival under the 4th declaration of a state of
emergency. Despite this severe situation, thanks for
coming to Tokyo. How courageous!
All their performance was so amazing and wonderful.
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菅井さんのグランパから始まったBプロ。 Aプロは、八菜さんのゼンツァからのスタートでした。
もし、ハーフの八菜さんが日本国籍であったら、両プロ
共に日本人がトップを飾ったことになります。 尼ケ崎彬氏が褒めていらしたように、八菜さんのゼンツァは
トップを飾るにふさわしい溌剌とした踊りでした。コロナに
汚染された東京の暗雲を払ってくれた先達のように感じられます。
それを繋ぐように菅井さんがBプロの先達を。
第一部のエリサ・パデネスの「黒鳥」は初日にご覧になって いらした鈴木晶先生(私は正式な学生ではないのですが、 鈴木先生と寛大な田中学長のお陰で、早期ご退職前の最後の
年に潜りで全講義を聴講させていただきました)が 「オディールが「黒鳥」=鳥であるとは書いてはない問題」 (仔細は鈴木先生のFBをご高覧の事) が気になりました。実際に、鈴木先生のご指摘はごもっとも だと思います。魔法をかけられたのは、オデットだけですから。
感染対策で、休憩がAプロよりも1回増えました、まあ、 第3部の撤収が大変だろうという事も納得ができます。
第2部は、Aプロ同様に追悼画像が流れます、 #パトリックデュポン は「サロメ」でした、これは確か
セリーヌか、もしくは、他のフランスのメゾンがスポンサーを
して90年代後半にオーチャードで上演した作品だったと思います。
NBSの仕切りはなかったはずですので、ちょっと驚きました。 この作品もこれ以降は見ることはなく、久しぶりに抜粋 ながら見ることが出来て懐かしかったです。 第1部のゴメスの「スティル・オブ・キング」もこの フェスティバル以外では観ることは難しい作品となりそうです。
男性ダンサーは、王子様の横顔の裏側は「肉体労働」といつも 思うのですが、それを強く感じたのが、 #MathieuGanio 「3つのプレリュード」でした。 この作品を持ってこなくても良いのではないかと思ったのですが、
この作品もフェスティバル以外では観ることはないでしょうから
貴重です。絡みが多く、アマンディーヌを支える、美しく見せるに
徹するマチュー様です。故に、普段からの良いパートナーシップが
あってこそ成り立つ作品ではないかと思いました。いつも二人で
定番のクラシックを踊り込んでいるからこそ出来る、昨日今日 出会った二人では踊れない・・・ 回転や高いジャンプのある派手な作品ではないですが、難しい作品
であり、多分日本ではなかなか観れない作品だと思いました、
それを敢えて持って来てくださりありがとう!
マチュー&アマンディーヌ! そして、マチュー様、お疲れ様(笑
全幕ものではない、珠玉の小作品が堪能できることもこの 世界バレエフェスティバルの醍醐味でしょう。
Aプロでは、金君の斬新なアリでしたが、八菜さんとマチアスの
「海賊」はパリ・オペラ座の魔法をひとつまみ効かせたお洒落な海賊でした。
大人の「海賊」と言ったほうが分かり易いでしょう。 金君とエカテリーナ・クリサノワの海賊では、スクリーンに 実際の海が映し出されて、その波がキラキラと波打っていて、この
fromロシア・コンビにはとても似合っていました。しかし、パリ•オペラ座
コンビでは画像背景は使用せずで、普通のスクリーン(オレンジ色)でした。
八菜さん&マチアスには、画像は必要なくオペラ座のフェルターがすでに
かかってるのです。ジャンプの高さを競うのではなく、あくまでもエレガント
なガルニエ宮で上演する「海賊」の一幕を持ってきてくれました。
第3部は、ジルとフェリの「椅子」、これは次回も演るのではないかと・・・ フェリだったかは覚えていないのですが、以前にもこのフェスティバルで
拝見しています、はい、もちろん(笑笑 「ブラボー」は禁止と何度もアナウンスや立て札での注意が あるのですが、ここでブラボーを発声した男性がいました、あの人?と
思いました、ルールは守りましょう! TVB(東京ブラボーボーイズ(おじさんばかりだけど))は、 もともと煩いのでこの機に消滅して欲しいです(笑
第4部には、パリ・オペラ座組のドロテとユーゴが登場、こちらも
八菜さん&マチアスと同様にオペラ座の「ロミオ&ジュリエット」です。
外れない、オペラ座の安定して美しい世界です。きっちりキスもしていて、 コロナ禍でも妥協はありません。
菅井さんとアレクサンドル・トルーシュが、ホームのノイマイヤー作品を
引っ提げて登場。菅井さんは、2演目という大活躍です。 ガーシュインの名曲に載せての
「i got rhythm 」
これを観れて眼福です。私は、80年代に米国に住んでいたので、 こういういわゆるアメリカのショービジネス・ワールドも大好きです。 アステアがシルクハットを被ってタキシードで踊る映画も頻繁にTVで
流れるのでよく観ました。実際にはもっと前に黄金期のハリウッドで製作
された映画ですが、少女時代の私に大きな影響を与えてくれました。
ただ、ノイマイヤー作品のバレエ・フェス定番の「椿姫」がA&Bプロ共
に入っていないことがとても残念でした、せめてガラ公演があれば演目に
入ったのかもしれません。
トリを飾ったのは、金君たちで元気がよく、よくあれだけ飛ぶという
感じでした、今でしかああいう踊りはできないかもしれないので、「旬」 の踊りを観れたということになります。長年、このバレエ・フェスティバル
で数多くの「旬」を観ることが出来ました、今回もよくこういうダンサーを
良く出せたと思います。彼は確実にこれから人気が出るでしょう。
Aプロもザハロワの出演には苦心をされたのでは?と思いましたし、出来る
限りの努力をNBSはされたと思います。日米同盟のある米国からの出演者は
皆無だったので、やはり米国からは日本は危ない国と思われているんだろうと、 邪推をしました。管政権は米国からも信頼されてないのでは?
恒例のフィナーレでは、今回は花火の映像を延々とながします、これは不要
ではないでしょうか、特にBプロは上演時間も長いので花火はもっと短くて
結構です。ダンサーは毎回だからきっと飽き飽きしていると思います。 NBSとしては、せめてもサービス精神でしょうが、NBSの誠意は しっかりと観客に伝わっています。
私的第五部(終演後) 笑笑〜〜〜 私はマチューファンですので、フランス語で話たいところですが、全く
無理ですので、英語でビデオレターを収録してもらってきました〜〜 ちょうど、第11回、30周年の際の紙の団扇もどきが出来きたので、 こちらを握りしめて(笑
年初からのNBS公演の中止から諦めていた第16回世界バレエ・
フェスティバルが開催されそうだと踏んでからは、コロナにかからない
ようにほぼスティホームで、最新の注意をしていました。
どうにか無事に公演を拝見でき、NBS、出演者、関係者に感謝いたします。