四月大歌舞伎 桜姫東文章 坂東玉三郎
#四月大歌舞伎 #桜姫東文章 途中口上付(下の巻6月公演宣伝)
遅まきながら地元で、お花見に行ってきました〜
自粛期間ですが、かなり前にチケットを買っていたことや、歌舞伎座は 徒歩圏内でもあることから決行しました。
こう言ってはなんですが、緊急事態宣言中にもかかわらず他県から 頻繁に上京してる方をたくさん見ていますのでご批判はご容赦下さいませ。
4月にふさわしい作品です。 清水の舞台に、桜姫を中心にお女中が並ぶ景色は圧巻です。 鮮やかで、現実を忘れさせてくれます。
昨年9月からは、玉三郎さんが継続して出演されるので、嬉しい限りです。 NHKの大河ドラマ後半にも出演されて、こちらも眼福でした。 帝役(男性役)ですので、歌舞伎とはまた違った一面を拝見できました。 玉三郎さんの烏帽子束帯姿は、先代の勘九郎さんとの、新作歌舞伎
「#末摘花(源氏物語)」の光源氏役でも拝見したことがあり、輝くばかりの
光源氏が思い出されました。
2日前にこの桜姫を観劇された法政大学名誉教授の鈴木氏が書かれていたのですが、 「またこのコンビでの舞台が見られるとは長生きはするものだと…」
私も前回に見たのは四半世紀前、 ただ、この時は私が若すぎて、味わいがわからなかったきらいがあったなぁと 本日改めて思った次第です。
清水のくだりは、なまめかしくて、当時の幼い私には玉三郎さんの美しさ、
それだけでよかったのではないかと思いました。
「そりゃあ えにし じゃな」
うぶな様でウブでない桜姫
あの玉三郎さんの見せ方は素晴らしい。
仁左衛門さんの襲名前の公演でも、この演目がありチケットを買うのが大変だった
記憶があります。幕見もすごい行列だったように・・・
冒頭の白菊丸も可憐で綺麗で、最晩年の歌右衛門さんを見ている私としては、
玉三郎さんの不老が驚きです。
仁左衛門さんも、大病を患われたのがまるで嘘のようにお綺麗でお元気です。 悪役名際の凄みがより洗練されるようになったと・・・ 全てが芸の肥やし…
私が最初に見た演劇は、母に連れられて行った玉三郎さん主演の
「#椿姫 」(#日生劇場 )でした、この後も玉三郎さんが出演する作品、
#夜叉ヶ池、#エリザベス など、玉三郎さんに従って見てきたと言う感です。 そして、本日強く思った事は、私は演劇ファンではなく、
#坂東玉三郎 ファンだと言うことです。
10年以上前でしょうか、三越本店で開催された、 「歌舞伎座衣装展」 にて玉三郎さん着用の桜姫の衣装を見たこともあります。 日本刺繍の極みと言うのでしょうか、非常に重厚で、美しかったです、 このくらいでないと舞台映えがしないのだなと思いました。
先月には、玉三郎さんと共演をされたこともある、パリオペラ座バレエ団の
エトワールで芸術監督もされた、 #パトリックデュポン が他界し、#黒塚 を思い出していました・・・
このご時世ですから、 私も、あと何回玉三郎さんを見ることができるのだろうか…
